本日の海外ニュース解説:Top 5 Things to Watch in Markets in the Week Ahead

Top 5 Things to Watch in Markets in the Week Ahead

https://www.investing.com/news/economy/top-5-things-to-watch-in-markets-in-the-week-ahead-2831339
  • 非農業部門新規雇用者数は堅調であるものの伸びが鈍化している
  • 一部のアナリストは9月に金融引き締めのペースを緩める可能性があると考えている
  • 中国のPMIはまだ弱含みしており、今後のコロナ対策の行方が注目される
  • ユーロ圏のインフレ率は記録的な高さであり、ECBは利上げをする可能性が高い

以上が要約となります。

簡単に用語などを解説しますと、

Nonfarm payrolls:非農業部門雇用者数のことで、雇用統計の中で重要視されている指標のひとつです。今回は、新規雇用は伸びているものの、鈍化を見せ始めている、ということでした。景気の減速を示しているとも言えますが、一方でFRBの利上げペースを遅らせる要因のひとつとも考えられます。インフレ対策として金利を急速に引き上げていますが、それが直近の株価の急落を招いている側面があり、9月にはひと段落つくのではないか、と予想するアナリストもいるようです。

Chinese PMIs:中国のPurchasing Managers' Index(購買担当者景気指数)のことです。PMIとは景気の速報値とされており、50よりも上か下かで景気が拡大傾向か縮小傾向かを判断します。中国はゼロコロナ政策を掲げており、それが経済を大きく減速させているということで景気の減速が懸念されていました。李首相は何らかの経済対策を発表するとのことです。

ECB:European Central Bankは、欧州中央銀行のことを指します。欧州のインフレ率も記録的な高さとなり、いよいよ本格的な利上げが開始されるとの見通しが強まっています。

今年はインフレと利上げがテーマとなりそうですね。

「中央銀行とは闘うな」とはいいますが、さてどうなることやらという感じです。年初からロシアとウクライナの戦争もあり、非常に変動の激しい一年となりそうです。この数年間コロナで膨れ上がった資金が金融引き締めでどうなるのか。株価がどうおなるのかはわかりませんが(もちろんそんなことはいつだってわかりはしない)、景気はかなり厳しい一年になる気がします。

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