本日の海外ニュース:Fed Raises Rates by 0.75% as Rampant Inflation Forces Biggest Hike Since 1994
Fed Raises Rates by 0.75% as Rampant Inflation Forces Biggest Hike Since 1994

- FRBは今回の会合で0.75%の利上げを決定した。これは1994年以来の大幅な利上げである
- パウエル議長はここまでの利上げを示唆していなかったが、直前のインフレ率のデータがあまりにも高かったためより強力な金融引き締めを行わざるを得ない状況となった
- FRBは2022年中に3.4%までの利上げを見込んでおり、次回以降も0.75%の利上げが起きる可能性が高い
- FRBはインフレ率の推移を2022年は4%台、2023年と2024年は2%台まで落ち着くと見込んでいる
以上が記事の要約です。以下単語の解説など
Inflation:いわゆるインフレ。モノの値段が上がること、通貨の価値が下がること。今最もホットな話題。年率8%もの上がりを見せていて、このペースで上がると9年でモノの値段が2倍になる、通貨の価値が半分になるというすさまじい状態。コロナショックによるダメージを緩和するために市場に大量の資金が流れ込んだことが原因。経済が再開するタイミングでウクライナ戦争がはじまり、供給側での大混乱が起きたというのもタイミングが悪かった。実はこの一年間上がり続けていたものの、物価は前年比で測るので、コロナショックで経済が低迷し物が売れずに物価が下がった時期に比べてのインフレだと思われていた。だが、今回は物価が上がり始めた時期から1年たった後のデータのため前年比にするとそこまで上がることはないと思われていたため、依然として高いインフレ率が示されたときにネガティブなサプライズとなった
Treasury securities:米国財務省が発行する債券。いわゆる米国債のこと。世界で最も安全で信用されている債権のひとつ。投資をする際の利回り、リスクとリターンの計算など様々な指標で参考にされる重要な商品。ここではコロナショックで経済を支えるために大量に発行された米国債を中央銀行が引き受けて、市場に資金を流通させていたがインフレに対抗する金融引き締めで、中央銀行が所有する国債を縮小していくことが決定された。
MBS:「Mortgage Backed Securities」の略で「不動産担保証券」のこと。アメリカでは住宅ローンを債権化した商品が広く取引されている。FRBが購入や売却することで利回りを調節したりすることがある。今回は金融引き締めの一環として債権を売却し市場から資金を回収し、流通する資金量を減少させている。
いや、0.75%なんてことがありえるんですね。まぁありえないなんてことはありえない、をコロナショックの時に学びましたが。まいるなぁ。金利が上がる局面での不況というのは、もっとも嫌がられる状況だし、それを経験できるというのは投資家として一段上のレベルを目指すいいきっかけになるかもしれませんね。まぁ、株が下がりすぎてつらいのでそう思うことにしときます。吐き気がして飯を食う気も起きなかったコロナの時に比べればまだ余裕があるので成長はしたのだろう。。。